出家は

世俗を離れ、家庭生活を捨てて仏門に入ることである。

落飾ともいう。

仏教教団において剃髪して袈裟を被い、受戒し、沙弥・沙弥尼となることを言うが、具足戒を受けた比丘・比丘尼を呼ぶ場合にも使う。

在家と対比される。

インドでは、紀元前5世紀頃、バラモン教の伝統的権威を認めない沙門と呼ばれる修行者が現れ、解脱への道を求めて禅定や苦行などの修行にいそしんだ。

有力な沙門の下には多くの弟子が集まり、出家者集団を形成したが、釈迦もその沙門の1人であった。

仏教における出家の伝統はこれに由来する。

剃髪した僧侶が多いとされるが、中には剃髪せず、ごく一般的な髪型をしている者も数多く存在する。

仏教では、出家者は在家者を教え導き、在家者は出家者を経済的に資助する者とされ、出家の精神的優位が説かれたが、紀元前1世紀頃に始まった大乗仏教においては、菩薩による衆生済度の観点から、在家の意義も積極的に認めた。
update:2010年05月04日